前捻角の修正
こんにちは
以前お話しした
前捻角の修正により股関節の痛みが
改善されたお客様の
更なる修正をしています。
前捻角は、現代の医学では3cm以内では
治療対象にはなりません(緊急性がないため)
しかし椅子の足が一本でも3cmずれていたら
ガタガタで座れないように
土台の上の背骨に影響が出ないとは言い切れず
長期的に見た時には足底板をつけて高さ調整をしたり
専門家に歩き方を見てもらって修正した方が良いと個人的には感じています。
話は戻りますが、前捻角があった場合
股関節を内旋位にして修正するのですが
それにより私のクライアントさんたちは
歩行時の慢性痛がなくなっています。
しかし内旋位で動き続けると
内腿が強くなり、今度は外旋する筋肉(外腿、お尻)
が弱くなります。
つまり何が起きるかというと
片足で重心をとった時にバランスが悪くなり
転倒リスクが高まるということです。
痛みをとることが第一優先事項だったとして
クリアしたあとは、日常生活の中で怪我をしないように
安定した土台を形成することが非常に大切になってくるということです。
ベーシックな動きをルーティンですることは
その日のコンディションをはかる上で有効ですが
普段やらない動きをするからこそ
新しい刺激が体に入り、活性化された結果
身体が機能的に動きやすくなります。
しかし人間は変化を嫌うという本能的な性質が備わっているので
〝自分には無理、できません〟
など、やったことのない動きに制限をかけてしまいます。
私はいつも動きを止めて
そっか・・じゃあこのまま足腰弱いままで生きてく?
と聞いてます(笑)
もちろんクライアントさんは
転倒リスクなどを前提として聞いているため
笑いながら〝やめません!〟
と頑張っています。
つまり何のためにこのエクササイズをする必要があるのか?
を理解した上で、トレーナーとの信頼関係が結べていなければ
セッション成立が難しいということです。
ストイックに追い詰めるとかいう話をしているのではなく
時に寄り添い、その人の選択を信頼し委ねることも必要だというお話しでした。
こちらが真摯に取り組めば必ず応えてくれます
Yokohama Pilates夏井
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